堅実な資産運用

米国債投資で老後の年金対策【おススメはゼロクーポン債】

少し前に年金2000万円問題のニュースが流れて話題になりました!

 

今の若者世代は年金だけでは老後を豊かに暮らせない事はわかりきっていましたが、

 

ニュースをきっかけに将来の備えに対して真剣に考え始めた方も多いと思います!

 

貯金だけしていてもダメなのはわかるけど、リスクの高い投資は恐い!
そんな方におすすめなのがアメリカの国債です!
てるかず所長

 

元本割れの可能性が非常に低く、ほぼほったらかしで資産運用が出来る米国債

 

株やFXと比較しても極めてリスクが抑えられたものなので、初心者にも抵抗無く始められるでしょう!

 

この記事をおススメしたい人

  • 老後に漠然とした不安があるけど、投資に対する知識が無い人!
  • iDeCo(イデコ)にプラスして、堅実な資産運用を探している人!
  • 時間がかかってもいいから、ローリスクで着実に資産を増やしたい人!

 

なぜ米国債なのか!?

国債なら日本にもあるのに、なぜ米国債なのか?

 

理由は2つあります!

 

①日本国債より米国債の方が利回りが良い!

②将来的なリスクを考えると日本円の資産だけを保有するのは危険!

 

それぞれ解説していきます!

 

債権とは?

国や地方公共団体、あるいは企業が資金の調達を目的で発行する有価証券が債券

株式との違いは、株式は「出資」で債券は「貸金」!

債券は購入した時に決められた利息が定期的に支払われますし、

満期になれば額面金額が戻ってくる(償還と呼びます)ので、満期まで持てば確定した利益を確保できるのが債券の特徴!

 

日本国債より米国債の方が利回りが良い!

まず第一に利回りの違いが上げられます!

 

下記の表をまずはご覧ください!

 

(2020年1月16日時点)

日本国債 2年利回り -0.14%
日本国債 5年利回り -0.10%
日本国債 10年利回り 0.00%
日本国債 20年利回り 0.30%
日本国債 30年利回り 0.45%

 

米国債 1年利回り 1.53%
米国債 2年利回り 1.56%
米国債 5年利回り 1.60%
米国債 10年利回り 1.78%
米国債 30年利回り 2.24%

 

30年物の利回りで比較すると1.79%もの差があります!

 

大した違いが無いと感じた方のためにシミュレーションしてみましょう!

 

仮に100万円を30年物で日本国債と米国債で運用した場合、

100万円×1.79%×30年=53万7000円もの利益差が生まれます!

(ドル/円の為替相場は考慮せず)

 

投資元本が増えればさらにその差は大きなものになりますので重要なポイントです!

 

 

将来的なリスクを考えると日本円の資産だけを保有するのは危険!

S&P(スタンダード&プアーズ)やムーディーズフィッチレーティングスなどの

 

格付け機関の投資対象としての評価が日本はAAAからA+に格下げされ世界24位に!

(中国や韓国よりも下位の位置です。)

 

その背景には、2024年団塊世代が全て75歳以上になり、社会保障費が増大する見込みであったり、

 

2040年には団塊ジュニア世代が全て65歳以上になり、企業の後継者不足もあいまって、

 

社会保障制度はギリギリの状態になることが懸念されます。

 

人口も日本は2053年には1億人を割るといった推測がある事も格下げの要因になります。

 

国力が低下すれば当然円安方向に動く事が考えられるので、

 

長期的な視点で考えれば米ドルで資産のバランスを取る事の必要性が理解できると思います!

 

米国ゼロクーポン債(ストリップス債)がおすすめ!

債券に付随する金利の事を英語で「クーポン」と呼びます。

 

金利の付かない債権を「ゼロクーポン債ストリップス債)」といいます!

 

ゼロクーポン債は額面金額よりも安く買えて、

 

償還日には額面通りの金額を受け取る事が可能!

 

通常の金利を受け取れる債権を「利付債」というが、

 

定期的に収入は得られるが、まとまったお金を得るには適さない!!

 

シミュレーション

[ゼロクーポン債の場合]

30年物に100万円を投資すると30年後には

約2.2である220万円くらいになって返ってくる!

 

[利負債の場合]

30年物に100万円を投資すると30年後には

約1.67倍である167万円くらいになって返ってくる!

 

日本国債米国利負債の間にも大きな差がありましたが、

 

米国利負債米国ゼロクーポン債の間にも大きな差がある事がわかりますね!

 

利負債が単利なのに対して、米国ゼロクーポン債は複利で運用されているため、

 

このような大きな差が生まれているのです!

 

単利と複利について知りたい方は下記の記事を読んでください!

 

今すぐ投資を始めよう〖複利の力は絶大!〗

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米国債を始めてみよう!

 

ゼロクーポン債がいいことは分かったけど何年物を買えばいいの?

途中で売却とかは出来ないの?

それでは最後におすすめの買い方や注意点を教えます!
てるかず所長

 

何年物を選べばいいの?

結論から言うと出来る限り長期のものが良いです!

 

短期のものは利回りの点からイマイチです!

 

米国債はリスクが低い分、長期で投資をしないと充分なリターンを得られません!

 

満期までの期間は最長で30年ですが、ぴったり30年物が販売しているとは限らないため、

 

その時に販売している1番長期のものを選択しましょう!

 

どのタイミングで買えばいい?

為替などを考慮して購入タイミングを考えるよりも、

 

早くスタートをする方がいいですね!

 

65歳が定年だと考えるなら、

 

始める年齢は35歳が一つの目安になるでしょう!

 

1年に1度の特定の日に決まった金額分を買う!これを30年くらい繰り返すだけです!

 

米国債のリスクは?

米国債投資をするうえでリスクになるのは円高になる事!

 

為替が1ドル50円を超えるような円高になった場合は、

 

元本割れになるリスクがあるが、現実的には考えられない数字でしょう!

 

むしろ、これからの日本の将来を考えるとジリジリと円安方向になる可能性の方が高いのでは?と考えるのは僕だけでは無いはずです!

 

償還時の注意点

為替相場は当然ですが波があるので、満期を迎えて償還された時が円高だと判断したなら、償還されたドルをすぐに円に替える必要はありません!

時期を待って、円安になってから円に替えるようにしましょう!

 

それとリスクというより注意点ですが、

 

債券は基本的に元本が保証されていますが、

 

途中で売却した場合はその限りではないので、

 

よほどのことが無い限り途中売却はしないようにしましょう!

 

取り扱っている証券会社!

米国ゼロクーポン債を取り扱っている証券会社は少ないのが実情ではあります!

 

SBI証券

野村証券

大和証券

三菱UFJモルガンスタンレー証券

 

上記の証券会社は比較的多く取り扱っていますのでチェックしてみると良いでしょう!

 

 

まとめ

による資産だけではなく、ドルによる資産を持つ事が大切!

・リスクを抑えて将来に備えるなら米国ゼロクーポン債が最適!

・長期のものを保有して複利効果を得る!途中売却はしない事!

 

さらに理解を深めたい方はこの本を読んでみる事をお勧めします!

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投資とは一気に大きく増やすものではなく、

コツコツ堅実に増やすのが王道です!

貯金しかしていない人は、米国債から投資を始めてみてください!

今回はこれで以上です!また次回✋

てるかず所長

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