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新NISAとは?積立NISAとの違いは?廃止されるジュニアNISAも徹底解説!

「一般NISA」が始まったのが2014年!

「ジュニアNISA」2016年!

「つみたてNISA」の開始が2018年!

 

政府の後押しもあり、世間でも少しづつ認知され始めて、NISAで投資をスタートさせた方も多いと思います!

 

しかし2023年末で「ジュニアNISA」が廃止になり、2024年には「一般NISA」「新NISA」に変わります。

制度が色々変更になるのでこれから始める人も、もうやっている人もチェックしておきましょう!

 

そもそもニーサって最近よく聞くけどリスクはあるの?

始めるならメリットやデメリットも把握しておきたい!

 

そんな人のために今回は一般NISAつみたてNISA、そして廃止が決まったジュニアNISAについても最後に解説していきます!

 

この記事をおススメしたい人

  • 新NISAについて知りたい人!
  • 新NISAとつみたてNISAのどっちで始めようか迷っている人!
  • iDeCoはやっているけど、追加でさらに投資をしたい人!

 

 

NISAの概要

一般NISA、つみたてNISAは日本に住む20歳以上(2023年からは18歳以上

)の人が対象!

ジュニアNISAは日本に住む20歳未満(2023年からは18歳未満)の人が対象!

なので海外転勤などで日本に居住しなくなる場合は新規の買い付けは出来なくなります。(既に買った株などの保有は可能)

 

NISAの特徴は何といっても配当金や分配金、売却益が非課税になる事!

通常であれば利益から20.315%が税金で引かれますが、NISA口座で出た利益は全額自分のものになるんです!

 

株などで50万円の利益が出た場合

特定・一般口座であれば

500,000円×20.315%=101,575円が税金で引かれますがNISAなら非課税!

 

つみたてNISA一般NISA(新NISA)は同じ年には使えないので注意しましょう!

 

一般NISAとつみたてNISAの違い

大まかな違いは下の表を参照してください!

一般NISA つみたてNISA
対象商品 上場株式・投資信託・ETF 国の一定基準を満たした投資信託かETF
投資方法 一括購入・積み立てどちらでも 積み立てのみ
非課税枠 年間120万円 年間40万円
非課税で保有できる期間 最長5年間 最長20年

 

それではそれぞれの特徴を見ていきましょう!

 

つみたてNISA

・毎日や毎月など一定の期間を設定して上限金額内で積み立てていく!

(上限は年間40万円で毎月の積立金額の上限は33,333円)

 

新規に投資が可能な期間は2018年~2037年

制度改正で2042年まで新規で投資が可能にりました!

(NISA制度の期間見直しはチョコチョコやるので始める際は要確認!)

 

・対象商品は国の基準を満たした投資信託とETFなので、一般NISAと比較すると限定的!

金融庁のWEBサイトで公開されているので細かく知りたい方はチェックしてみましょう!

 

・最大20年間保有出来るので長期・積立・分散による投資でリターンが安定する!

取得してから20年後に売却せずに保有し続ける場合、投信やETFは課税口座に移されて、その時の価格(時価)が新たな取得価格になります!

(一般NISAのように新たなNISA枠に移すロールオーバー機能はつみたてNISAにはありません!)

 

米国株投信の過去の価格推移から見て標準的な年率でシミュレーションすると下の図のような増え方になるので参考にしてください!

 

てるかず所長
ちなみに僕と妻はS&P500全米株式に連動した投資信託を毎月上限まで積み立てしています!

 

2024年から一般NISAから新NISAへ移行

従来の一般NISAの概要をおさらいをしてから新NISAの解説をしていきます!

 

一般NISA

・自分の好きなタイミングで取引することが可能!

(年間の上限額は120万円

 

・新規に投資が可能な期間は2014年~2023年末

 

・非課税で運用できる期間は最長5年

 

・対象商品は投資信託やETFに加えて、個別の株も可能なのでつみたてNISAと比較すると選択肢は多い!

しかし120万円を超えるようなものは買えないので注意(例:ファーストリテイリング、任天堂など)

 

非課税期間5年の終了後

①新たに開始する一般NISAの枠に移す(ロールオーバー)!

※ロールオーバーは同じ金融機関が原則。

②通常の課税口座に移す!

その時の価格が新たな取得価格になります!

③売却する!

 

新NISA

新NISAは簡単に言ってしまうと一般NISAつみたてNISAのハイブリッドです!

2階建てになっていて1階部分はつみたてNISA20万円、2階部分は現NISAとほぼ同様を102万円まで投資が出来ます。

1階部分を利用しないと2階部分は利用できませんが、1階部分の利用枠使い切る必要はありません!

(投資経験者は証券会社に届出する事により2階部分のみの利用が可能になります。)

 

・新規に投資が可能な期間は2024年~2028年末

(今後も延長や新たな制度が出来る可能性があるので随時チェックしましょう!)

 

・現在、一般NISAを利用している人は2024年の新制度開始時に新NISAへの移行設定がされるため、改めて手続きをする必要はありません!

 

・現行の一般NISAを利用して保有している株や投信は5年の非課税期間が終わった後に新NISAにロールオーバーする事が可能!

ただし一般NISAと新NISAでは投資可能商品が微妙に違うので確認が必要!

ロールオーバーは金額が1階2階を合わせた122万円を超えていても出来ますが、その場合は新規で投資する事は出来ません!

ロール―オーバーの金額枠は2階部分から使うため例えば110万円をロールオーバーした場合、その年の新規投資は1階部分の12万円となります!

出典:https://diamond.jp/articles/-/230310

非課税期間5年の終了後

・1階部分はつみたてNISAにロールオーバーが可能!

取得額はその時の価格(時価)ではなく、積み立てた投資元本がそのまま取得額になります。

・2階部分は売却しなければ課税口座に移されます。

その時の価格(時価)が新たな取得額になります!

 

ジュニアNISA

2023年末で廃止になるジュニアNISAですが、実は廃止される事により注目が集まっています!

なぜかというと今までは子供が18歳になるまでは口座からお金を引き出すことが出来なかったのですが、廃止後はいつでも引き出すことが可能になり使い勝手が格段に良くなったためです!

それでは概要を見ていきましょう!

 

・年間の投資可能金額は80万円

・非課税期間は5年間

・新規の投資は2023年末まで!

 

非課税期間5年の終了後

・2024年以降は継続管理勘定にロールオーバーする事で子供が成人するまで非課税運用を続ける事が可能です。(時価評価額がいくらであっても全額ロールオーバー可能!)

・ロールオーバーの手続きや売却をしない場合は課税ジュニア口座にその時の価格(時価)を取得額として移されます。

 

まとめ

iDeCoと同様に「老後の生活を国に頼らず、自分で資産を運用しましょう」と政府が推し進めている政策のひとつ!

せっかくの用意されている優遇なので利用しないのはもったいないですね!

利益が出た時は非課税なので非常にプラスに働きますが、

マイナスが出た時は損益通算が出来ず、損失の繰り越し控除も出来ない事は頭に入れておきましょう!

期間や上限額は見直されることがあるのでニュースなどにアンテナを張っておくことも必要です!

 

 

NISAを始めるのにおすすめの証券会社のリンクを下に貼っておきますね!

楽天証券のNISA

SBI証券のNISA

 

 

中期なら一般NISA(新NISA)、長期ならつみたてNISA!

投資の基本はやはり長期なので、初心者の方にはつみたてNISAをおすすめします。

iDeCoを既にやっていて、まだ余力がある人はつみたてNISAも併用するといいでしょう!iDeCoについては下のリンク記事を参考にしてください!

今回はこれで以上です!また次回✋

てるかず所長
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